【講義の狙い,目標】
個人はエンジニアとして充実した一生をすごしたい.産業界はひらめきから概念を形成し,組織を通して,如何にして,実現するかを期待しています.
本講義は第一線の経営者として,エンジニアとして,過去を思い起こし,若い時に,修得すべき,内容をあらゆる角度から提供すると共に、今後の長期、短期の予測と、個人の具体的な戦略と行動プランを、提案します。
【内容】
1.これからのエンジニアのキャリアプラン(人生モデル)
2.エンジニアにとってのアーキテクチャーとイノベーション
既存の技術体系の代替若しくは創造と、社会を巻き込むイノベーション
3.ベンチャーマインドと企業内におけるアクションプラン
院卒の役割と期待
技術経営(management of
technology)と自立への期待
4.エンジニアのキャリアアップと貢献
自己の戦略と知的生産手段(能力)と物的生産手段(能力)のとらえ方
言葉では表せない知識である暗黙知の獲得と共有の方法
評価し易い表の能力(例ペーパーテスト)、し難い裏の能力(例ヒューマンウエア)
自己の話式、書式、図式、数式処理能力
5.ハイテク産業における概念から現実化へのプロセス/方法論
6.メインストリームの見直し
研究,技術,企画,マネージメント,営業,マーケッティング
7.エンジニアにとっての経営論,マーケット論
8.ハイテク企業における組織論
個人の、組織だのみの安定,成長からの脱皮と今後の対処
9.ハイテク産業のソリューション論
半導体,通信,情報 etc 各分野の方向性
中国インパクト,アメリカインパクトと日本の産業と製品の棲み分け
10.イノベーション論
IT革命と金融革命の統合と日本モデル
11.知識(労働)産業論
12.ベンチャー企業論
13.インターネットブロードバンド時代のIT企業戦略
14.理想のエンジニア像
【教科書,参考書】
特に教科書は使用せず,配布資料をもとに行う.
【予備知識】
自由の中での安定,成長,そして,ひらめき,潜在意識,顕在意識について関心をもって欲しい.
【演習】
必要に応じて,具体的事例について,考察してもらいます.
【成績評価】
出席状況,レポートの提出状況,講義内容の履修度を勘案し,評価する.
【その他】
様々なバックグラウンドの受講生との意見交換を期待しています.
情報システムエンジニアとしての潜在能力テストを希望者に行ない,
将来について,進路について,アドバイスします.